
↑私が実際に授業を受けている教室です!
はじめまして!
このサイトに訪れてる方は、自分がもしくは自分の子供が高専を進路の一つとして考えている方がほとんどだと思います。
高専ってどんなとこ?どんなことをしているの?といった気になることを、筆記時点で現役高専生の筆者が掘り下げていきます!
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※あくまで私の経験をもとに記事を作成しております。記事を閲覧したことによる進路の保証など、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
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そもそも高専とは?
国立工業高等専門学校(略して高専)は、この記事を書いている2025年現在、全国に58校※1(国立51校、公立3校、私立4校)、約6万人の学生が学んでいます。※1:キャンパスは別校として計算。
日本独自の教育システムであり、よく4年制と間違えられますが、5年制の学校です(商船のみ5.5年)。高校1年生の代から実践的な授業を行うことにより、高度な知識を持つ技術者の育成を目的としています。
実は2019年に、日本型高等専門学校の教育制度(KOSEN)はタイへ海外進出を果たし、各高専と活発なやりとりが行われています!
・高専は全国に58校、海外に1校、約6万人の学生が在籍!
・4年制ではなく5年制
・高校1年生から実践的な授業を行う技術者育成機関
・2019年にKOSENは海外へ進出
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どんなことを勉強しているの?
まず、授業時間は大学と同じ90分間です。
週1で体育もあるのですが、もちろん90分なのでめっちゃ疲れます(笑)
多くの高専では、数学については1年生のうちに高校3年間の基本的な勉強を終わらせます。
そして2年生では、理系大学1年~大学3年の範囲の勉強が始まります。また、ご自身で選ばれた学科の専門科目が入ってきます。筆者は化学を専攻しておりましたので、1冊7000円を超える本を4冊くらい買わされました。もちろん高校内容がないわけではありません。微分積分、微分方程式などは2年に入ってから学びました。
3年生にもなると、週の授業のほとんどが専門科目になります。内容もネットで調べても論文しか出てこないなんてことがちょこちょこ出てくるようになります。
- 授業は大学と同じ90分。
- 1年生 高校内容を高速で履修。(数学のみ超特急)。しっかり勉強して、しっかり遊ぶべき。
- 2年生 専門科目が登場。大学内容も登場。これからの学習の基礎となる。
- 3年生 週のほとんどが専門科目に。遊ぶ時間が無くなってくる。
- 4年生 最もキツい年。研究中の内容が含まれてくるので、理解したくて調べても未解明なものも。レポートに、定期試験に、TOEICに、受験勉強にと非常に忙しい年。
- 5年生 受験の年。遅くても9月に進路が決まるので、さっさと進路を決めて、さっさと自身の卒業研究を書けばボーナスタイム。研究が上手くいかないと……うん。
このように、理数系の科目については進みが早いわけですが、どうやってそれを実現しているのか?と気になると思います。
それは、
大学に入るための勉強を徹底的に省いているから!
です。
皆さんは、学校の授業で「絶対将来こんなの使わないだろ!」って思うもの、ありませんでしたか?
高専は、技術者を育成する機関であり、大学へ入学させる機関ではありません。
したがって、大学共通テストにしか出ないような演習問題はやりませんし、技術者として必要のない公式は勉強しませんし、語呂合わせのようなこともしません。なので、試しに数学担当の教授が、過去に共通テストを高専生に解かせてみたら、共テ平均は80%に対し、高専生の平均は50%程度だったと言っていました。
ちなみに勘違いされる方が多いのですが、研究者になるなら普通科に進学してください。
卒業した先輩方で研究者になっている方も沢山いらっしゃいますが、総合的な知識量が普通科の大学生に負けますので、超有利!というわけではありません。
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大学の先生にはどう思われているの?
以上のように、高校とも大学とも違う、様々な特徴を持っている高専ですが、本科終了後にお世話になる大学の教授方にはどのようにみられているのか?それはズバリ……
若いうちから高等教育※を受けてきた人達
だそうです!(あえて名前は出しませんが、日本の誇る頭のいい国立大学所属の教授が言っていました)
※ 高等教育機関には、高校は含まれません。大学、短大、専門学校、高等専門学校が含まれます。
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高専に入学して想定外だったこと
1.教科書代がバカ高い
私は化学系の学科に所属していましたが、毎年50000円程度の教科書代がかかりました。(化学系が特に高い。でも安くても30000円くらいかな……)
先ほどから申しておりますが、高専は高等教育機関であって、高校じゃないので、文部科学省からの教科書代の補助が1円もありません。
このサイトに訪れていただいた時点で高専の学費が非常に安い(特に大学1年,2年の代)のは既知かなと思いますので省略させていただきますが、毎年この金額は家計に響きましたので挙げさせていただきました……
2.意外と洋服に気を遣う
高専生、全くもってファッションとか気にしなさそうな雰囲気がありますが、少なくとも私の通っていた高専はみんなお洒落してきます。(あ、もちろんオタク全開な人もいますよ)
制服がないので、めんどくさければ学校指定のジャージという選択肢がありますが、全身adidasジャージだと浮きましたね(経験者は語る……adidasジャージ、めっちゃ楽なんだけどな。気にしなければ勝ち)
3.研究設備が……うん。
高専は、高校でもなく、大学でもなく、超中途半場なんです。なので、大学みたいな研究設備は無いので、結局本格的な研究をしたければ大学に行く必要があります。お金がないので、普通に50年前の器具が現役とかゴロゴロあります。最新設備があるところは珍しいのではないでしょうか……
一応申し上げておきますと、4年生の時にインターンシップに参加し、他高専の方々と交流する機会がありましたが、やはり同じ高専でも雰囲気や教育内容が似ているようで違うことがありましたので、出来れば進学する予定の高専に在籍中の方に連絡が取れるといいですね。
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進路について
多くの方は高専4年生になると、本格的に進路を考え始めます。(早い方だと高専2年生で進路を決定し勉強に励む方もいました)
高専は5年制なんだから高専の4年から考えるの?早くない?と思う方もいるかもしれません。
しかし、実際に入試があるのは(企業面接があるのは)5年生の4月~9月、従って夏休み明けにはほとんどの人が進路が決まっています。
つまり、5年生では受験や就職において、準備期間は無いと思ってください。
進路には主に以下の選択肢があります。
1.専攻科進学
2.技術科学大学へ編入
3.国立大学へ3年次編入(一部2年次編入・一部私立有)
4.就職
まだ高専に進学しようか迷ってる段階の方向けの記事になりますので詳細は省きますが、簡単に説明すると、
1.専攻科
高専卒業後、更に高専で研究を続けたい人向けの大学3、4年生相当の機関。学費がめちゃ安い。
同一敷地内にあるので、場所もかわらず楽。
2025年度において、国立大学と高専専攻科の入学金・授業料を以下に示します。
国立大学入学金:282,000円
国立大学授業料:535,800円(年額、文科省基準額参照、2025年現在)
専攻科入学金:84,600円
専攻科授業料:234,600円(年額、2025年現在)
ほぼほぼ半額ですね……
但し、大学ではないので、学位授与機構に大卒相当の学力があるよ~って申請しないと大卒扱いになりません。
2.技術科学大学へ編入
こちらは高専生用の大学ですね。ちゃんと大学です。卒業するだけで学位が出ます。
高専とのカリキュラム連携が強いので、スムーズに学習が行えます。
尚、学費は普通の国立大学と同じです。
3.国立大学編入(一部私立も可)
初めに、すべての国立大学に編入できるわけではないので注意してください。
受け入れしている学科に限りがあります。
高専卒業後、大学の3年次に編入できます。順調にいけば2年で大卒の学位が手に入ります。
尚、一部旧帝大は2年次編入になります。
4.就職
無敵です。
もちろん大卒と比較してしまえば給料は低いですが、心配しなくていいと思います。
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最近の高専界隈の状況
5年生になって感じたことは、やはり高専生は就職に強い!ということです。
私は進学を選択しましたが、同級生で実際就職した子は、就職を希望した全員が第一志望に内定をいただいておりました!具体的な名前は控えさせていただきますが、某大手飲料メーカーSや某大手貴金属メーカーT、某センサー・ゲームメーカーSなどなど日本で暮らしていれば誰もが聞いたことであろう企業に就職していました。内定式に行った子に話を聞いたら、俺以外院卒しかいなかった~とも言っていました。給料はもちろん院卒と比較して低いでしょうが、経歴としては張り合えるということでしょうか。
一方で進学状況ですが、数年前と比較して各段に厳しくなっています。
受験者数は少ないですが、その分大抵1~2人しか合格者数を出しません。
さらに、編入試験は学校ごとの独自日程で行われるため、例えば心配性の私の先輩は国立大学を1年間に9校受験しました。同じクラスの子は、旧帝大の試験をはしご受験(大抵旧帝大は夏休みに固まるので、家に帰らず受験三昧だった)してる子も居ました。
なぜ厳しくなってきたのか。それは、今まで就職をしていた高専が、進学するようになってきたからです。最近は高専卒だと大卒扱い(2年分免除!)になる企業も増えてきてたり、幹部が高専生しか居ない企業もあったりするのでその辺に入れれば給料はいいかもしれませんが、現代において高専卒の給料で家族を養うのはだいぶ厳しいので、給料アップを求めて受験者数が増えています。(もちろん理由はこれだけではありませんが……)
・やはり高専生は就職に強い!
・最近の進学状況は厳しい……
・たくさんの国立大学に挑戦できる!
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まとめ
本日は高専志望者向けに、現役高専生が高専について記事にさせていただきました!
私はもう間もなく卒業になりますが、少なくとも言えることは、
高専に進学して後悔はしていない!ということです。
高校入試の時点で高専を選択することは、自身の将来の選択肢を非常に狭めることになると思います。この記事のみならず、様々な人のレビューなどを参考にし、高専の特色を十分理解したうえで受験するようにしてください。
ある人には天国となるような学校ですし、またある人には地獄となるような学校です。
もしあなたが十分に理解したうえで受験を決めたのなら、きっと充実した高専生活を送れることでしょう。
応援しています。
PS.
私の志願理由は、理科が得意だったこと、生物系の研究がしたかったこと、そして共通テストが受けたくなかったことです!(共通テスト受けたくなくて来た人結構いました(笑))
もともと生物系の研究がしたかったわけですが、元々化学系が強い学校だったこともあり、現在は卒業研究として燃料電池の研究を行っています!
受験を経験した身から言わせていただくと、全く持って楽ではありません!まぁ、確かに普通科で入るよりは楽だと思います。
地方国立大くらいなら2~3ヵ月勉強するだけで大抵入れます。(受験校がクラスメイトと被ると地獄)
但し、甘く見てると痛い目に合うので注意してくださいね。。。
さいごに(筆者からのお願い)
この度は、当サイトをご覧いただき、ありがとうございました。
この記事を読んで、少しでも読者の方にこの記事を読んで良かったと思っていただけていれば本望でございます。そんなあなたに筆者からお願いです。
当サイトでは、私の記事に人生という貴重な時間の一部を割いていただけていることに感謝し、できるだけ多くの方に、わかりやすく、正確な情報をお届けしたいと考えております。
記事作成時にはできるだけ信頼できる企業等でかつ複数記事を参照して一定以上の正確性の担保、及び公開前に読み直し、加筆修正を行っておりますが、私一人での校正には限界があります。
そこで、情報の誤りやその他細かなことでも歓迎しておりますので、読者の皆様方がお気づきな点がございましたら、お気軽にお問合せページにご連絡いただけると幸いです。
この度は当記事をご覧くださいまして、ありがとうございました。
2025年10月6日 15:00分 翠優一輝
以下更新履歴
投稿No.012 /kosen-admission-review
2025年 10月6日 15:00分 投稿



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